今年で30周年を迎えたNPO法人アクセスが主催するスタディーツアーです。1人では訪れることが難しい、フィリピンの被災地・農村・都市スラム・戦跡を経験豊富なスタッフや仲間と共に訪問し多様なテーマに関して学べるスタディーツアーです。
【こんな人におすすめ】
・一歩踏み出したい人
・地元の人とたっぷり交流したい人
・価値観が変わる経験がしたい人
・貧困、戦争、平和に関心がある人
・自分にできる国際貢献について考えたい人
このスタディーツアーをする意味
アクセスは主に学生の方に向けて、長年スタディツアーを実施してきました。学生を主な対象としてきた理由には、私たちアクセス職員のある想いがあります。
「国際協力をしてみたい!」と心の中で思っていても、第一歩を踏み出せていない人は意外と多いのではないでしょうか?
そういう方に対して一人旅よりも安心感があり、なおかつ世界の現状を体で感じ、学ぶことができるアクセスのスタディツアーに参加して欲しいと思っています。
そしてツアーに参加した人の中から、これから国際協力を始めてみたいなと思う人を一人でも増やしたいのです。
なぜなら、新しい世代がこれからの国際協力を形作るからです。
このスタディーツアーの内容
アクセスのスタディツアーでは、大きく4つのテーマを学ぶことが出来ます。
被災地
火山の被災地では被災地や学校などを見学します。子どもとの交流や家庭訪問などを通して、自然災害の教訓を学ぶことができます。
農村
農村地区での暮らしを学ぶためにホームステイを体験します。
それだけでなく、ワークショップなどを通して、現地の人がどのような生活をしているのか肌で感じることが出来ます。
「貧困とは何なのか。」をテーマにそれぞれが感じたことをディスカッションし学びを深めます。
都市スラム
都市スラムで生活する若者にライフストーリーをシェアしてもらいます。つらい話もあるかもしれませんが、都市貧困についての理解を深め、問題意識を持つことの重要性について改めて考えます。
戦跡
旧日本軍による戦争被害者の方からお話を聞きます。
その後、戦争の跡地を訪問します。戦争で何が起こっていたのかを、当事者から聞く数少ないチャンスです。
このスタディーツアーのメリット
実際にホームステイを通じ、フィリピンの人々の暮らしぶりを五感を使いながら体験します。
また一人では危険な都市スラムをアクセスのスタッフや仲間と共に訪問し、都市貧困地区のリアルな現状を学ぶことができます。もちろんスタディツアーなので、現状を知るだけにとどまらず、貧困を生み出している社会や経済の構造についても理解を深めることができます。
さらに自分で考えるだけでは掴めないような事柄も、参加者やNGOスタッフとのディスカッションを通して、視野を広げたり、自身の意見を深めたりすることが出来ます。
話し合いが苦手な人でもご安心ください。過去参加者もツアーを通して少しずつ自分の思いを言葉にできるようになりました。
ある参加者の「毎日が成長、毎日が気付きだった」という言葉は、本当にツアーの本質を表していると思います。フィリピン人たちのおもてなしと現状を伝えようとする努力のおかげでツアーはいつも最高の成長の場になります。
最終日に見違えるほど変化した参加者の皆さんを目にした時は、本当に私たちの心からの喜びです。
出発前は不安や疑問が尽きないと思います。どんな些細なことでもご相談ください。初参加の頃の不安を思い出し、フィリピンで暮らした経験にも基づきながら、ご相談にお答えします。