短期海外インターンを探している皆さんへ。
皆さんは短期海外インターンと聞いてどのような姿の自分を思い描きますか?
海外という慣れない環境のなかで、必死に仕事に励む姿でしょうか。仕事を教わりながらスキルを磨いて、キラキラ活躍してる姿でしょうか。「インターンを終えた頃にはきっと今より一回り大きく成長しているはず…!」想像するだけで期待に胸が弾みますよね。
しかし、表向きの情報だけで短期海外インターンを探すと思わぬ落とし穴にはまります。
「あれ…バイトみたいなことしているな…」「想像しいていた業務内容と違う…」「楽しかったけど、終わってみたら何も残ってない…」など
理想と現実はかけ離れている可能性があるんです。出来ることなら、回避したいですよね。
理想の短期海外インターンを実現するために重要なのは、次のとおりです。
・自分の目的、インターンで得たいものを整理すること
・見せかけのインターンプログラムに惑わされずに自分の目的と合っているかをチェックすること
どちらも当たり前のことですが、絶対に怠ってはいけません。今一度、この記事を読みながら確認してみしましょう。
実際にスタディツアーへの参加や、ボランティアの受け入れ側のNGOでの活動、インターン紹介サービスの会社など、様々なインターンの現場を見てきた経験から、短期海外インターンのリアルな実態と失敗しない短期海外インターンの探し方をお伝えします。
短期海外インターンの理想と現実はかけ離れている
そもそも短期海外インターンとは何なのか
インターンとは
短期海外インターンを語る前にそもそもインターンとは何なのか、定義を見てみましょう。
文部科学省、厚生労働省、経済産業省による文書では以下の通り定義されています。
一部抜粋:一般的には、 学生が企業等において実習・研修的な就業体験をする制度のことであるが…我が国においては、インターンシップについては、「学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」として幅広くとらえられている…
上記の内容からインターンシップとは、就業体験:特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している状態であるといえます。
要するにインターンシップとは、「将来のキャリアを検討したり、やりたい仕事に繋がるスキルを得る為に企業で働くこと。」なのです。
インターンシップについて考えるときには、このインターンシップの定義に立ち返って考えられるよう、必ず頭の片隅に置いておきましょう。
企業がインターンを導入するわけ
学生はインターンシップを通して将来のキャリアを検討したり、やりたい仕事に繋がるスキルを得ることができるわけですが、企業はなぜ、学生に就業経験を与えるのでしょうか。
インターンシップを導入する企業側にも、必ず意図があります。インターンシップをする学生は何を期待されているのか、インターンシップの期間によって異なるのでまとめてみました。
短期インターンを行う企業のメリット
昨今インターンを開催する企業はとても多いですが、短い場合は1dayインターンや5~10日間のインターンをすることが多いです。この場合は基本的には学生の採用活動の一環として行われていることがほとんどです。以下に詳細をまとめました。
①自社にエントリーする学生を増やす
多くの学生に企業の事業内容や雰囲気を知ってもらえるため、企業の知名度の上昇に繋がり、エントリーする学生の母数を増やせます。この目的の場合は多くは1dayインターンなどが多いです。
②自社にマッチした学生を採用できる
1.社風を知ってもらいミスマッチを防ぐ
企業のことを理解している学生のエントリーが増えることで、内定辞退率を低く抑え、就労後のミスマッチも防げます。
2.優秀な学生を発掘できる
課題解決プロジェクトのような短期インターンを開催することで、学生の能力や適性を判断することができるため、選考の材料にもなります。
長期インターンを行う企業のメリット
長期インターンを受け入れてる企業の多くが、インターン生といえど会社の戦力と見なして、他の社員と同様に業務を任せます。そのため、インターンを受け入れるにあたり、しっかりと学生へ教育を行います。
なので、企業のメリットとしては、
①優秀な学生の力を活用できること
②早期に優秀な学生と接触して囲い込めること
などが挙げられます。
指導にかける社員の労力を上回るほどの成長と成果をインターン生に期待しているからこそ、長期で就業経験を積む機会があると考えられます。逆に言えば、複雑な業務を任せる為の教育にかけた時間に見合う成果を得ることが必須なので、半年以上の継続した勤務を求められます。
学生がインターンをするメリット
では、次に学生がインターンシップをする事で何が得られるのか、企業のメリットと照らし合わせて考えてみましょう。
短期インターンのメリット
①業界や企業を理解できる
これは説明や見学ベースの半日/1日の超短期のものでも可能です。逆に、1日やそこらのイベントのようなものでは業界や企業の理解ぐらいが限界でしょう。
②採用に繋がる
1.社風を知れて自分に合った会社を見つけれる
実際に企業で働くことで、その企業が自分に合っているのか確認できます。数日~数週間でインターンを行えば社会科体験のように通勤でき、その企業で働く自分の姿が具体的にイメージできるため、企業を選ぶときには貴重な判断材料になります。
2.インターンを通して内定を取れる
インターンによっては優秀者から何名か採用をする場合もあります。コンサルティングファームや外資系企業の多くが短期インターンで採用を行っています。また日系大手も短期インターンの参加者にリクルーターをつけて、採用活動が公に始まる前に優秀な学生を囲い込む場合もあります。
長期インターンのメリット
①スキルアップ
社員に仕事を教わる過程で、社会的なマナーや仕事に必要な業界知識、技術を学ぶことができます。そこで学んだスキルは、就職の際や人生を生き抜く上での武器にできます。
②自身のキャリアについて深く思考できる
特に、今まで学生間の交流だけで生活してきた人は、大人の社会を知ることで、新たな視点から物事を見据えることができるため、キャリアを考える上での視野が広がります。
実際に社会人同様に働く経験を通して、これからどういった経験を積み重ねていきたいのかを、周りの上司も参考にして考えられます。長期インターンならではの、人間関係の構築により得られるメリットです。
③採用にも繋がる
長期のインターンでは社員が実際に行っている仕事を任せてもらえることもあり、そこで成果を上げれば当然良い評価がもらえます。会社に有益な人材だと認めてもらえれば、採用に到ることも多々あります。
短期インターンと長期インターンは全く別物
インターンは学生にも多くのメリットがありますが、インターンの期間によってそのメリットは異なります。前提として、短期インターンと長期インターンは全く別物であると捉えましょう。短期インターンと長期インターンの本質的な違いはどこにあるのかをまとめてみました。
端的にまとめると「経験できる内容(期待されている事)」が違います。
短期インターンは就労体験ができるインターンというよりは、企業をよく知ることができるイベントのようなものと捉えたほうが賢明です。
採用を前提とした企業のPR的な面が大きく、内容は企業を理解してもらえるようなイベント型か、課題を与えられ解決するようなプロジェクト型がほとんどです。そのため、学生が経験できるのは説明会のように話を聞くことや、社内の見学、学生同士でグループディスカッションをしてフィードバックをもらうような一過的な経験です。
あれ、、、と思ったら一番最初に確認したインターンの定義に立ち返ってみましょう。上記のような短期インターンで得られる経験は、「将来のキャリアを検討したり、やりたい仕事に繋がるスキルを得るために企業で働くこと」に繋がるでしょうか?キャリアを検討するヒントにはなると思いますが、スキルアップには繋がらなそうですよね。
一方、長期インターンは、実践的な就労体験を積むことが可能です。
実際に企業で行われている業務の一端を担うため、基本となるコミュニケーション能力や、仕事のスキルが必要とされ、最終的には企業の戦力となるよう、成長を望まれます。長期でのインターンは社員の指導の下、本格的な就労体験を積める機会だといえます。
一番最初に確認したインターンシップの定義である、「将来のキャリアを検討したり、やりたい仕事に繋がるスキルを得る為に企業で働くこと」にも違和感なく当てはまります。
実際の短期海外インターンのパターン
これまで日本国内でのインターンについて見てきましたが、次は「海外」に焦点を当ててみます。「海外インターン」である場合は、基本的に企業にとって採用目的はほぼありません。そして「短期のインターン」であるので、戦力にも成り得ません。そんな環境で行われる「短期の海外インターン」とは実際どのようなものなのでしょうか。いくつかパターンがあるので解説します。
有料の短期海外インターン
・スタディツアー型
こちらは参加者の皆さんが有料で現地を訪問/視察して、自己成長につなげられるようなプログラムです。よく使われている文言は「現地マーケット視察、コミュニティ訪問、企業家との交流」などです。そこでできる経験は就業経験ではなく、短期間でできる体験をするボランティアやスタディーツアーのようなものが多いです。
このタイプの短期海外インターンは、あくまでも、参加者がその土地の文化や社会について理解を深めるために現地を訪問するので、そこに労働は伴いません。そのため、プログラムは有料であり、主催した企業からしてみると、啓蒙活動や収益事業のような扱いとなります。日本に置き換えれば、個別の企業説明会や、それにワークショップを付随させたようなものだと言えるでしょう。
・研修プログラム型
こちらも参加者の皆さんが有料で参加するものになります。その内容としてはメンターがついて、簡単な仕事を教わりながら経験を積むか、基からあるスキルを使って仕事をしたり、視察に加えてグループでワークをしたり、チームを組んで課題の解決方法を考えるなどになります。
よく使われている文言は「日本語の授業の先生、教材作成、現地の課題解決」などです。
数日~数週間の短期間なので、携われる業務も簡単なものに限定され、やっとある程度できるようになった頃にはインターンが終わってしまいます。そのため、経験は積ませてもらえますが、業務を通して会社へ貢献することはできません。あくまで教えてもらう姿勢で臨むことになります。日本に置き換えると、臨地実習や研修、5daysインターンなどの数日間のインターンに似ています。
繰り返しになりますが、受入企業にとって採用目的はありませんし、学生は戦力にも成り得ません。企業からすると、メンターをつけて業務を教えて、海外で仕事経験を”させてあげる”といったスタンスです。そのため、有料でかつ費用はそこそこ高いものが多いです。
有給の短期海外インターン
・単純労働型
この章の初めに短期の海外インターンは企業にとって「戦力には成り得ない」と表しましたが、単純労働なら話は別です。単純労働であれば誰がやっても一定の成果を挙げられるため、人手の足りない企業なら重宝されるかもしれません。
そのため、「有給の短期海外インターン」の募集をみかけたら、その内容はスキルアップに繋がるような仕事ではなく、バイトのようなものと考えましょう。「飲食業でのインターン、清掃などの雑務、コールセンター」等はこれにあたります。
つまり、インターンに期待する、将来のキャリアを検討したり、やりたい仕事に繋がるスキルを得るということは恐らく出来ません。日本で表すと派遣やバイトのような扱いになります。バイトを就活の為にしますか?と言われると、有給の短期海外インターンとは名ばかりで、就活にはあまり意味が無いことが理解しやすいかと思います。
短期海外インターンでも目的に合えばやる意味はある
実際の短期海外インターンのパターンで見た通り、短期海外インターンとは名ばかりのものが多く存在します。大事なことは‟インターン”という名称のプログラムに参加することではなく、あなたがそこで何を得たいかということです。あなたの目的と実際に取り組める内容が一致していれば価値はあります。参加者の目的別にどんな海外インターンであれば参加する意味があるのか、紹介します。
目的別おすすめのインターン
就活で使える話題が欲しい人
就活で使える話題が欲しい人はスタディツアー型がお勧めです。
就活で使える話題を考えたとき、周りとは違う印象的な内容が欲しいのではないでしょうか。なにか印象に残るような体験がしたいのであれば、短期の海外インターンだけではなく、海外ボランティア/スタディツアーにも目を向けてみましょう。
海外ボランティア/スタディツアーでは現地のリアルな情報を自分の目で見て感じることができます。また、現地の人との交流もあれば、その地域の人たちの価値観に触れる体験もできます。
インターンという単語があるほうが就活では使えると考える人もいるかもしれません。しかし、短期海外インターンとラベリングされたものでも海外ボランティア/スタディツアーでも、体験できる内容が同じなら就活で話せる内容も同じですよね。
長期インターンをする前に短期で仕事を体験したい人
長期インターンをする前に短期で仕事を体験してみたいという人には、研修プログラム型の短期海外インターンがお勧めです。
研修プログラム型の短期海外インターンでは完璧な仕事の習得まではたどり着きませんが、その業種が自分に合っているか確かめることはできます。長期で仕事をする前のお試し期間として体験するのであれば十分価値があります。
しかし、注意点もあります。長期で取り組む場合と短期で取り組む場合では仕事内容は異なります。短期でのインターンの仕事が気に入っても、長期でインターンを行ったとき同じ仕事ができるとは思わないほうが良いでしょう。その点を注意していれば、会社の雰囲気を体感することや業界の理解のために業務プログラム型の短期海外インターンを行うのは有効です。
とにかく海外に滞在したい人
とにかく海外に滞在したい人は単純労働型の有給短期海外インターンがお勧めです。
海外に滞在することが目的であり、短期の海外インターンの内容は何でも構わない人であれば、覚えることの少ない単純労働でも給料をもらって生活することができます。
懸念点としては、給料をもらう場合は就労ビザが必要になったり、住み込みでない場合は住む場所や交通費のことも考えたりと、準備に時間を要することです。そして、あくまでもバイトのようなものなので時間の犠牲は避けられません。
海外インターンを通してスキルアップしたい人
あなたの短期海外インターンをしたい理由が上記の選択肢にそぐわない場合は、違う方法を考える必要があります。自身のスキルアップが目的なら中期、長期のインターンを行うことを考えましょう。
中期、長期の海外インターンであれば、短期に比べて任せてもらえる仕事の内容はもちろん多くなります。教わりながら仕事を習得し、会社へ貢献できるほど成長したいのであれば短期ではなく中期、長期で取り組みましょう。
中期、長期でインターンを行うのであればメリットも多く挙げられます。
仕事中だけでなく私生活での人間関係の充実や、現地での生活スキルの向上が望めます。また、長期で現地に身を置くことは、社会や人のより深い理解に繋がります。自由な時間も短期の場合と比べれば作りやすいため、仕事だけではなく現地の生活を満喫する事もできます。
短期海外インターンの探し方は目的によって変えよう
自分の目的に合ったインターンのパターンが定まったら、今度はそのパターン別に実際に参加したいインターンを探してみましょう。
短期海外インターンの探し方【パターン別】
スタディツアー型
海外短期インターンに限らず海外ボランティア/スタディツアーを探したい人は、有料のインターン紹介サイトから探すか、直接団体のHPから探してみましょう。
語学留学と海外インターンやボランティアがカスタマイズできるSocial留学は数あるサイトの中でも「手配料が完全無料」や「現地を知り尽くしているアドバイザー」などおすすめポイントが多いので後程詳しく説明します。
<スタディツアー型のインターン紹介サイト>
・TigerMov
手配費用:一律学生100,000円(税抜)、社会人200,000円(税抜) ※渡航費や滞在費は別途プログラムごとに必要
例)STARTUP AFRICA in Rwanda 7th Batch – 激動の大陸を駆け抜ける13日間
※タイガーモブ主催のプログラムは通常の料金形態とは異なる模様
・海外ボランティアの旅
例)オーストラリア シドニー 幼稚園アシスタント体験
16日間 378,000~394,000円(時期により変動あり)※燃油サーチャージ、現地空港諸税、日本の空港施設使用料、国際観光旅客税、東京以外からの発着追加代金(往復)などは別途必要
・avtivo
例)NPO法人HERO【3日で変われる!】圧倒的成長環境のカンボジアビジネスインターン
参加費:HERO会員105,000 一般118,000※渡航費、海外旅行保険は別途必要
そして、インターン紹介サイトで調べるのもいいですが、短期海外インターンに限定せずに「海外ボランティア/スタディツアー」などの単語を使って調べることもお勧めします。
理由としては、短期海外インターンと調べて出て来るものよりも「海外ボランティア/スタディツアー 国名」等で調べた方が、主催しいている団体のHPが出てきやすく事前に収集できる情報量が多くなります。海外ボランティア/スタディツアーを軸に活動している団体は、その内容を充実させることに重きを置いているため、仲介サイトのプラグラムよりも体験できる内容も、掲載できる情報量も必然的に多くなります。
さらに、そういった団体では、安全面の確保を売りにしていたり、現地との繋がりの強さを売りにしていたりと、団体によって特色があるため、自分に合った難易度や雰囲気のものを見つけやすいです。
研修プログラム型
研修プログラム型のインターンを探したい人は、インターン紹介サイトを使うか、自力で目的に合致したプログラムを展開している企業を探してアポイントメントをとりましょう。
<研修プログラム型のインターン紹介サイト>
・INTERNKAIGAI
手配費用:1ヶ月の短期プログラム 120,000円(税込) ※渡航費、海外旅行保険、交通費、VISA、滞在費は別途必要
・サムライカレー
研修費用:カンボジア・タイ 2週間158,000円※渡航費、海外旅行保険、VISA、食費は別途必要
2020年5月1日より値上げのようです。(改訂後金額は未発表)
研修費用:インド 3週間178,000円※渡航費、宿泊費、海外旅行保険、交通費、VISA、食費は別途必要
研修プログラム型は、上記のようなインターン紹介サイトや、独自のプログラムを展開している会社から探すこともできます。しかし、自分で探すほうが無駄な手数料や紹介料がない分、安く済みます。
そのため、なるべく節約したい人は、どんな研修を受けたいのか考えてから、その業務内容を行っている会社を探して直接アポイントメントをとりましょう。
会社のHPにインターンの募集ページがあればそこから応募、掲載が無ければインターンを募集しているかメールを送って問い合わせましょう。知人友人が以前インターンをしていた会社であれば、紹介してもらえるよう交渉するのも一つの手段です。
単純労働型
有給の短期海外インターンは存在しないので、有給の海外インターン紹介サイトでなるべく期間の短いものを探すしかありません。
求人を探すならcraigslist等の掲示板サイトを使用するのがおすすめです。craigslistはアメリカの会社の運営するクラシファイドコミュニティサイトで、毎月200万件以上の求人広告が登録される世界最大手の求人サイトの一つです。このサイトでは世界中の国や地域から募集を探せます。
英語圏の募集が多く、職種ごとに探すことも可能です。募集要項は英語又は現地語で記載されていますが求人の数は多いため、英語が堪能な人であれば簡単に募集を見つけることができます。
中期または長期海外インターンの探し方
ここまで短期の海外インターンについて書いてきましたが、スキルアップを目的としている人は中期、長期のインターンを探しましょう。以下から、中期、長期のインターンシップの探し方です。
1.目的から企業を自力で探して連絡する
上記の研修プログラム型の探し方と同様、自ら企業にコンタクトをとる方法です。企業のHPから問い合わせをしましょう。また数は多くはないですが、wantedlyで海外にある日系企業の募集がある場合もあるのでそちらも参考になるかと思います。
また海外インターンを受け入れてくれる企業を探す上で、自分のインターンをしたい領域の日本の企業をまずいくつか特定し、その会社の中で海外で事業を展開する又は海外法人があるところに連絡してみるのもいいかもしれません。もちろん英語力に自信がある方は現地企業に直接連絡してもいいかと思います。
短期とは違って中期、長期のインターンは、ほとんどの場合事前に面接があるので注意が必要です。
2.海外インターンのエージェントを使う
留学エージェントのようにインターンシップのエージェントも存在します。
<中~長期の海外インターンのエージェント>
・InternStyle
例)長期海外インターンシップ アメリカ J-1有給インターンシップ
期間:12ヶ月または18ヶ月
報酬:月$1,000~2,200
参加費:J-1ビザ申請費用、アメリカ大使館面接費用、当社プログラム費用(企業手配、書類作成、申請サポート等)約85万円※航空券、生活費は別途必要
・Social留学
手配料:完全無料 ※航空費、滞在費、別途実費で必要
例)NPO法人セブンスピリット フィリピン セブ 子どもたちへの音楽・スポーツ指導海外インターン
期間:最低1ヶ月~
海外インターンのエージェントを使うメリットとしては、現地の情報を多く持っていることや、費用や期間のモデルプランが既にあることです。エージェントを利用すれば簡単に海外インターンを決められます。
しかし、エージェントを使う際はデメリットも注意しましょう。聞いていた情報が事実とは異なる場合があること、エージェントの利益を優先した方向へ誘導されることも稀にあるようです。中でも一番のデメリットとしてはエージェントも商売なので彼らの取り分である手数料や紹介料がかかり、トータルの費用がかなり高くなることが多いです。
手前味噌ではありますが、その点においてSocial留学では一切手数料がかからないので他社と比較してかなりお得に長期インターンに参加できます。
social留学を使おう
Social留学とは、NGO/社会的企業などでのインターンやボランティア/スタディツアーに語学留学を自由に組み合わせて、カウンセラーがオーダーメイドで自分だけのプランを作れる新しい仕組みです。
現地を知り尽くしたSocialアドバイザーがカウンセリングを丁寧に、しかも無料で行い、あなたの目的にあったインターン先や語学学校を紹介してくれます。
現地に行ってからのサポートも手厚く、困ったときはアドバイザーに相談ができることや、Social留学を使って海外生活を送った人達のコミュニティがあるのも魅力です。さらに、留学者の語学費用の3%がインターン先を含む現地のNGOに寄付されるのも魅力的ですね。学んだ英語を実践的にインターンで使いながら、社会貢献もできるお得なプログラムです。
現在も信頼のあるインターン先がどんどん増えています。サイトの更新や無料相談など、要チェックです。
大切なのは短期海外インターンを通して自分がどう成長するか
最後に短期海外インターンに参加する上で大事にして欲しいことを再度挙げておきます。
それは、
自分がインターンに参加する目的は何か
参加するものが目的に合ったインターンであるかどうか
この二点につきます。
では、振り返ってみましょう。
1.短期海外インターンの落とし穴は、理想と実態がかけ離れていること!
業界や企業を完全に理解するまでに至らない、スキルアップも望めない、始まってみたらバイトと一緒の内容だった…など、短期海外インターンのほとんどはインターンの定義の「将来のキャリアを検討したり、やりたい仕事に繋がるスキルを得る為に企業で働くこと」には当てはまりません。繰り返しになりますが、インターンという単語がついてるだけのプログラムに惑わされずには参加して実際何を得れるかに目を向けましょう。
2.自分の目的に合致したプログラムを探せば、短期でも有意義なものに出来る!
上手い文言を使ってインターンらしく見せているプログラムはたくさんあります。ですが、インターンとラベリングされたものでなくても、そのプログラムの内容が自分の目的と合致していれば、価値のある時間になります。そのため、自分の目的は何かを整理してそれに合致したプログラムを探しましょう。
3.インターンの種類によって効果的な探し方は異なる!
自分の目的が整理できて、探したいインターンのパターンが決まったら、どの手段を使ってインターンを決めるのかはあなた次第です。ここでも、情報に踊らされず、自分の求める条件に合った探し方をしましょう。
「自分がインターンに参加する目的は何か」「参加するものが目的に合ったインターンであるかどうか」この二点を忘れずに、海外インターンの理想を現実のものにしてください。