こんにちは!認定NPO法人アクセス、インターンの佐藤です。季節が急に変わり、冷え込んできましたが、みなさん体調はいかがですか?ちなみに、私はすでに風邪気味です(笑)
さて、本日は日本から参加できる、アクセスの国際協力のご紹介です。
何か国際協力してみたいけど、何から始めればいいのか分からない…留学・スタディツアーはもう行ったし、すごくいい体験だったけど、学んだことをこのまま思い出にしたくない…そんな風に思っているあなたにおすすめ!
まだあまり知られていない、日本にいてもフィリピンとつながれる国際協力のカタチを、ご紹介します。
あなたも、アクセスの子ども教育サポーターから始めてみませんか?
アクセスの教育サポーターの声
まずは、実際にアクセスの子ども教育サポーターを20年続けてこられた岩西紗江子さんのインタビューを紹介させて下さい。
岩西さんは、アクセスのスタディツアーに参加して下さったことをきっかけに、ずっと支援を続けて下さっています。以下、アクセスで行ったインタビューを一部抜粋しています。
やっぱり「ちゃんと卒業してるんだ」ってわかるのが嬉しいですね。「あ、もう次の子に変わるんだ。ちゃんと卒業できたんだ、よかったな。役に立ったのかな」と思えます。
―子どもからお手紙が届いたときはどんな気持ちですか?
長いことサポーターを続けて複数人の奨学生の手紙を見ていると、子どもたちの個性が見えてきますね。「この子はこんな感じの絵を描くんだな」とか、「女の子は絵が上手!」とか。最初の方は、フィリピンがキリスト教文化だから、神様へのお祈りの気持ちが手紙の中で普通に出てくることなんかが、日本での手紙のやりとりとは違って新鮮でしたね。
―はがきとか切手や古本もたくさん寄付してくださっていて、いつもありがとうございます。とてもありがたいです。
協力の選択肢がいろいろあるのがいいなと思います。手軽で、片付けしながらできたりとか。私は20年一人で細々、ゆるゆると活動を続けています。学祭でのバザー以降は、大きなことはできてません。本当は私から寄付の呼びかけとか広げられたらいいのかも、とも思うけど。もし、自分だったらいきなり押されたら引いてしまうなあと思って(笑)。
家族にもツアーの思い出話をしたり、奨学生から届いたカードを見せたりしますが、「一緒にやって」というようなことは言っていないです。でも、「自分はできる範囲でやり続けよう」と思っています。
サポーターの岩西さんの声、私はとてもぐっときました。特に、周りの人に「一緒にやろうよ」と声をかけづらい気持ちは痛いほど分かります。国際協力において、「自分ができる範囲でやり続ける」というのは、1つの答えなんじゃないかな、と彼女の話を聞いて思いました。
フィリピンの教育問題の現状
あなたの周りに小学校を卒業できなかった友達はいましたか?私はいませんでした。それくらい、日本人にとって小学校を卒業することは当たり前になっています。でも、この子たちにとってはそうではありません。
フィリピンでは、今も約6人に1人が小学校を卒業できません。生活が貧しく、子どもが仕事を手伝わざるを得ない状況が今も存在しています。
私たちアクセスは、ケソン州アラバット島ペレーズ地区と、マニラ首都圏マニラ市トンド地区で生活するフィリピン人の子どもたちが無事に小学校を卒業できるよう、支援を続けています。実は、現在も12人の子どもがサポートを待っている状況です。あなたの支援が必要です!
アクセスの子ども教育サポーターとは
アクセスの子ども教育支援は、サポーターとサポートする子どもとの距離が近いことが大きなポイントなんです。まず、もしあなたがサポーターになると、子どもたちにこんな支援が届きます。
就学サポート
小学校に通うことの困難な貧しい家庭の子どもたちの就学のため、学用品や学校に収める諸経費の一部を支給します。 ※2020年度からはハイスクール(中高校)生への支援も開始する予定です。
子どもを守るための、保護者への働きかけ
保護者に対し、子どもの福祉と権利に関する啓発セミナー等を提供することにより、保護者会が、コミュニティーの子どもたちの保護のための活動を自主的に行うように働きかけます。
生きる力を伸ばす
子どもたちを対象にした土曜日・夏休みの補習授業を通じ、子どもたちの生きる力(ライフスキル)の向上を図ります。
さらに、距離を感じないポイントがたくさん!
・あなたのもとに支援している子どものレポートが届きます。
その子があなたから貰った学用品などを使って勉強し、その成果(成績など)があなたのもとにきちんと届きます。
・支援している子どもから手紙やクリスマスカードが届きます。
アクセスを通して、返信することもできます。もちろん、日本語で大丈夫。英語が得意なあなたは、英語も大歓迎です!先ほど紹介した岩西さんも、実際に何度か返信されています。
・サポートを1~2年続けると、その子の成長を実感することができます。
何と言ってもアクセスがサポートする子どもたちは小学生。成長がとっても早いのが写真からも見て取れます。
だから、あなたがサポートしている子どもの状態がよく分かります。それだけではなく、フィリピンに新しい繋がりができるのです。
アクセスの教育支援実績
アクセスは、子ども教育支援を1998年から現在まで、22年間ずっと続けてきました。
例えば、教育支援プログラムを通して、2018年度までに320人以上の子どもの卒業をサポートしてきました。また、同年度には503人の子どもを支援。44人が小学校を卒業し、42,961食の給食を提供しました。
さらに、困難に直面した子どもをサポートする集落ごとの保護者会活動も充実しています。これは、中退してしまったり、不登校になってしまう子どもの数をどうやって減らそうか、と考えたところから始まった取り組みで、今では保護者との信頼関係を築いたり、子どもが抱える問題(児童労働、いじめ、体罰・虐待など)を早期に発見したりと、とても重要な役割を果たしています。
子どもの教育支援に真剣に取り組んできたからこそ、新しい発見や活動も増えてきました。
あなたにもできる国際協力、始めてみませんか?
国際協力というと、何か特別なことをしなければ出来ないというようなイメージがあるかもしれません。でも、インタビューで岩西さんが仰っていたように「自分で出来る範囲」で活動を続けることは、とても大事なことなんじゃないかなと思います。
アクセスの子ども教育サポーターは、年間15,000円(月にコーヒー3杯程度)の支援でなっていただくことができます。クレジットカードでもお支払いいただけます。あなたも、ここから始めてみませんか?
興味を持って下さった方は、下記リンクからお申し込みください。